Moveモジュール入門
このチュートリアルでは、どの様にコンパイル、テスト、公開し、Aptosブロックチェーン上でMove モジュールと交信するのか詳しく解説します。手順を要約すると、
- Aptos CLI 用のプリコンパイルされたバイナリをインストールします。
- Aptosブロックチェーン上にアカウントを作成し、資金を投入します。
- Moveモジュールをコンパイルしてテストします。
- AptosブロックチェーンにMoveモジュールを公開します。
- Move モジュールと対話します。
ステップ 1: CLIをインストールする。
Aptos CLI用のプリコンパイルされたバイナリをインストールする.
ステップ 2: アカウントを作成し資金を投入する。
CLI バイナリをインストールした後、Aptos ブロックチェーン上にアカウントを作成し、資金を投入します。
新しいターミナルを起動し、次のコマンドを実行して新しいローカル アカウントを初期化します。
aptos init
ネットワークの選択を求める出力が表示されます。
Choose network from [devnet, testnet, mainnet, local, custom | defaults to devnet]
Returnを押してデフォルトのdevnetネットワークを受け入れるか、選択したネットワークを指定します。
No network given, using devnet...
デフォルトを受け入れて新しいキーを作成するか、既存のキーを入力し、秘密カギを確認してプロンプトへ応答します。
秘密鍵に関して応答します。デフォルトでは新しく鍵が作られますが、既存の鍵を入力しても良いです。
Enter your private key as a hex literal (0x...) [Current: None | No input: Generate new key (or keep one if present)]
新規作成を選択した場合、次のように表示されます。
No key given, generating key...
Account a345dbfb0c94416589721360f207dcc92ecfe4f06d8ddc1c286f569d59721e5a doesn't exist, creating it and funding it with 100000000 Octas
Account a345dbfb0c94416589721360f207dcc92ecfe4f06d8ddc1c286f569d59721e5a funded successfully
---
Aptos CLI is now set up for account a345dbfb0c94416589721360f207dcc92ecfe4f06d8ddc1c286f569d59721e5a as profile default! Run `aptos --help` for more information about commands
{
"Result": "Success"
}
上記のアカウント アドレスa345dbfb0c94416589721360f207dcc92ecfe4f06d8ddc1c286f569d59721e5a
は新しいアカウントであり、 profiledefault
としてエイリアスが付けられています。このアカウント アドレスはランダムに生成される物で、お客様の物とは異なります。今後このドキュメントではdefault
または0xa345dbfb0c94416589721360f207dcc92ecfe4f06d8ddc1c286f569d59721e5a
のいずれかを同じ意味で使用します。必要に応じて自分のアドレスに置き換えてください。
次のコマンドを実行して、このアカウントに資金を投入します。
aptos account fund-with-faucet --account default
次のような出力が表示されます。
{
"Result": "Added 100000000 Octas to account a345dbfb0c94416589721360f207dcc92ecfe4f06d8ddc1c286f569d59721e5a"
}