ソースから Aptos を構築する
バイナリリリースは利用可能ですが、ソースからビルドしたり、Aptosツールで開発したりする場合は、以下の様にします。
サポートされているオペレーティングシステム
AptosはLinux、macOS、Windows等、様々なオペレーティングシステムで構築 出来ます。 Aptos は Linux と macOS で広範囲でテストされていますが、Windowsではそれほどテストされていません。私達は以下のバージョンを使用しています。
- Linux - Ubuntuバージョン20.04と22.04
- macOS - macOS Monterey以後
- Microsoft Windows - Windows10、11、Windowsサーバー2022+
Aptosコアリポジトリをクローンする
- Gitをインストールします。aptos-coreリポジトリをクローンするにはGitが必要なので、続行する前にインストールする必要があります。
公式Gitウェブサイトの指示に従いインストール出来ます。
-
Aptosリポジトリをクローンします。Aptosリポジトリ(repo)をクローンするには、まずコマンドラインプロンプト (macOS/Linuxの場合はターミナル、Windowsの場合はPowerShell)を開く必要があります。次に、次のコマンドを実行して、GitHubからGitリポジトリをクローンします。
git clone https://github.com/aptos-labs/aptos-core.git
-
今から changing directory か
cd
を使い、新しく作成されたaptos-core
ディレクトリへ移動します。cd aptos-core
(オプション)リリースブランチをチェックアウトする
devnet
オプションとして、リリースブランチをチェックアウトしてAptosノードをインストールします。最初の開発でdevnet
をチェックアウトする事をお勧めします。その違いについてはネットワークの選択を御覧下さい。
リリースブランチ
- Devnet
- テストネット
- メインネット
git checkout --track origin/devnet
git checkout --track origin/testnet
git checkout --track origin/mainnet
build dependenciesの設定
Aptosコアの構築、テスト、検査で必要な依存関係をインストールして開発環境を準備します。これらの依存関係をインストールするため選択したメカニズムと関係なく、ツールチェーン全体を最新の状態に保つことが不可欠です。 後で問題が発生した場合は、全てのパッケージを更新して再試行してください。
macOS
> 自動スクリプトの使用
brew
パッケージ マネージャーがインストールされていることを確認してください: https://brew.sh/- 開発セットアップ スクリプトを実行して環境を準備します。
./scripts/dev_setup.sh
- 現在のシェル環境を更新します:
source ~/.cargo/env
.
スクリプトで利用可能なオプションは./scripts/dev_setup.sh --help
の実行で確認出来ます。
> 依存関係の手動インストール
上 記のスクリプトが機能しない場合は、これらを手動でインストールできますが、お勧めしません。
Linux
> 自動スクリプトの使用
- 開発セットアップ スクリプトを実行して環境を準備します。:
./scripts/dev_setup.sh
- 現在のシェル環境を更新します。:
source ~/.cargo/env
スクリプトで利用可能なオプションは./scripts/dev_setup.sh --help
の実行で確認出来ます。
> 依存関係の手動インストール
上記のスクリプトが機能しない場合は、これらを手動でインストールできますが、お勧めしません。
- Rust.
- CMake.
- LLVM.
- libssl-dev and libclang-dev
Windows
> 自動スクリプトの使用
- 管理者として PowerShell ターミナルを開きます。
- 開発セットアップ スクリプトを実行して環境を準備します。:
PowerShell -ExecutionPolicy Bypass -File ./scripts/windows_dev_setup.ps1
- すべての依存関係をインストールした後、新しいPowerShellターミナルを開きます。
> 依存関係の手動インストール
- Rustをインストールします。
- LLVMをインストールします。最新のビルド済みリリースは、GitHubリポジトリを御覧下さい。
- Microsoft Visual Studio Build Tools for Windowsをインストールします。セットアップ中に「C++によるデスクトップ開発」と3つの追加オプション(MSVC C++ビルドツール、Windows10/11SDK、Windows用C++CMakeツール)を選択します。
- Windows ARMの場合はVisual Studioをインストールします。
- Visual Studio/Build Tools のインストール時にまだインストールされていない場合はCMakeをインストールします。 6.全ての依存関係をインストールした後、新しいPowerShellターミナルを開きます。
追加のツール
macOS または Linux のセットアップでscripts/dev_setup.sh
が必要な場合はオプションで追加のツールが利用出来ます。
TypeScript
リリースされたSDKの使用は、npm/pnpm/yarnから実現できます。.
Aptosの構築
作業環境があるかどうかを確認する最も簡単な方法は、全てをビルドしてテストを実行する事です。
cargo build
cargo test -- --skip prover
上記のMove Proverツールをインストールしている場合は、proverテストをスキップする必要はありません。
特定のツールのドキュメントには、cargo build
とcargo run
のための推奨パターンが有ります。