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データのプルーニング

全てのAptosノード(バリデータ、VFN、PFNなど)はトランザクションを処理し、新しいデータをブロックチェーンにコミットします。ブロックチェーンが(無期限に)成長すると、ノードは古いブロックチェーンデータを整理(プルーニング)する事で、必要なストレージディスク容量を管理できます。これを実現するため、Aptosノードは、全トランザクション履歴を含むデータベース内のブロックチェーン台帳履歴を整理します。 台帳履歴は全部揃っている(アーカイブノードを操作している場合など)もしくは、特定のトランザクションウィンドウへ整理されます(ストレージ要件を削減するため)。

デフォルトでは、全てのノードで台帳の整理が可能で、プルーニングウィンドウの設定をする事が出来ます。 このドキュメントでは、台帳プルーナーの動作の設定方法を解説します。

デフォルトのプルーニングウィンドウ

台帳プルーナーのデフォルト設定では、最新の1億5000万トランザクションのみが保持されます。これは、約200Gのディスク容量に相当します。トランザクションの種類と出力で決まります。テストネットとメインネットのほぼ全てのAptosノードは、デフォルト設定を使用します。アーカイブノードを実行したい場合はここの手順へ従って下さい。

台帳プルーナーの無効化

元帳プルーナーを完全に無効にしたい場合は、ノード構成ファイル(fullnode.yamlもしくはvalidator.yaml)へ以下を追加します。

storage:
storage_pruner_config:
ledger_pruner_config:
enable: false
無制限のストレージ増加

台帳プルーナーを無効にすると、ストレージが無制限に増大します、注意して下さい。これは、ストレージディスクがすぐあふれる原因となります。

台帳プルーナーの設定

必要なら、元帳プルーニングウィンドウのサイズ(つまりストレージへ保持する最新のトランザクションの数)を設定出来ます。これを行う場合、ノード構成ファイルへ以下を追加します (fullnode.yamlもしくはvalidator.yaml)。

storage:
storage_pruner_config:
ledger_pruner_config:
prune_window: 100000000 # 100 million transactions
最小プルーニングウィンドウ

プルーニングウィンドウを1億トランザクション未満で設定すると、ランタイムエラーが発生し、ノードの健全性が損なわれる可能性があります。